ご覧いただき、ありがとうごさいます
当ブログを書いておりますmineです。
ちょっとタイプリの検証で色々と詰まってしまったので、しばらく本棚記録の記事が続く予定です(汗)
文章作成の練習がてら好きな作品の布教ができたら一石二鳥と、書籍の紹介と作品の好きなところを並べただけの駄文になります。
興味を持っていただけたら、ぜひとも作品の方を読んでいただけると嬉しいです。
今回の記事で紹介するのは【千歳ヲチコチ】
平安時代が舞台のすれ違いラブコメで、現代的な表現が使われているのにしっかりと時代背景は描かれているという奇跡のバランスが面白い作品です。
本棚記録とは…
文章を書く練習をしなければ!
でも、何を書こう…???
そう悩んだ結果、
「テンションを上げて書ける内容はやはり好きな物しかない!!」
という結論に至り、自分の本棚を晒していくことにしました(笑)
一時期、漫画喫茶とまで言われた私の本コレクション。(漫画・小説・資料集・写真集などなど)
現在はだいぶ数を減らしていますが、今も手元に残しているものから引っ越しで泣く泣く手放した作品まで、膨大な数の本を持っていました。
友人から「有名なのとか懐かしいのもあるけど、基本知らんのばっか」と評価されているので、変わったものも多いかもしれません。(私の好みが特殊なのでしょうか…)
そんな私の歴代本棚の中身を少しずつ紹介していこうと思います。
基本的に私の好み全開なので、一般的な評価はあまり高くない作品(打ち切り作品など)もあったりします。
そこのところは予めご了承ください。
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千歳ヲチコチとは
感想でネタバレしない自信がないため、『概要』 → 『第一話の紹介』 → 『感想&好きなポイント』 の順で記載します。
※ネタバレがお嫌いな方は『感想&好きなポイント』まで進まないようお気をつけください。
作品概要
タイトル | 千歳ヲチコチ |
作者 | D·キッサン |
掲載誌 (掲載開始日) | 月刊コミックZERO-SUM (2010年10月号〜) ゼロサムオンライン (2013年7月10日〜) |
巻数 | 全8巻 |
内容紹介
時は千年の昔、平安時代。少々風変わりなセンスを持った貴族の姫・チコがしたためた文が、ふとした風のいたずらで、若いわりには世を悟ったような貴族の子息・亨の元に届く。 個性的な文の内容に心を動かされ、返歌を出した亨。 たった一度、偶然交わしただけの文は、これから何をもたらすのか――?
Googlebooksより引用
第一話紹介
物語の舞台は平安時代――。
「チコ! 全然返事をくれないから遊びに来ちゃった。」
主人公チコの友人、なりちゃん(登姫)が遊びにくるところから始まります。
「ええっ、私ちゃんと書いたよぉ。」
どうやらチコの返事の手紙はどこかで散ってしまったようです。
下手な歌が他の人に見られていないかと恥ずかしがるチコをなりちゃんは「ちょっと風変わりなだけ、字はキレイな方じゃない」と励まします。
確かにチコはちょっと変わった女の子。
生き物に積極的に触りに行ったり、新しいものを見たら分解しようとしたり、なんでも自分でやりたがる、好奇心が強くてチャレンジ精神が旺盛なのが長所でも短所でもあります。
「本当に手紙が散ってしまったのか」と気にしているチコから、場面はとある牛車の中に変わります。
帰宅途中の亨の顔に風で飛んできた手紙が勢いよくぶつかります。
人の手紙を見るのはマナー違反ではありますが、亨の友人の実興が気にせず手紙を開き、中身を見てしまいます。
『虫はとてもとても小さいのに〜』
虫について書かれた風変わりな手紙。
意味がわからないと言う実興に対して、亨は何故か心の惹かれて返歌することに――。
読んでみたい方はこちらからどうぞ
感想&好きなポイント
平安時代なのに登場人物達の使う言葉は現代の日本語(笑)
コメディだから全然違和感がなくて、むしろ読みやすくなってます。
他の平安時代物とは全然違う印象です。
ではでは、好きなポイントを書いていきましょう。
- 虫愛ずる姫!!!?
- 現代的なノリで話が進むから読みやすい
- チコも亨も可愛い!
- なりちゃんのアグレッシブさが好き
- 長山さんと仙河さんの掛け合いが好き
- 実興チャラい(笑)
- 亨父が有能…プレゼントの選び方教えてほしい
- イケメン枠がお坊さん
- OROSHI、ショタ枠が強い(笑)
- カバー裏のイラストが大好き…etc
全体的にテンポよく現代的なネタを重ねていく合間に平安時代物の生活感や解説が自然に入っていく……結構きちんと平安時代に生きている人々が描かれているところが興味深いです。
古語ではなく現代語で会話が進むから登場人物達の性格や考えていることが分かりやすいので、サラッと読みやすいところがめっちゃ良い。
それなのに平安時代の生活が本当に自然に描かれていて、現代とは全く違う生活感や価値観のはずなのに、平安時代ではそれが当たり前の一般常識だとすんなり入ってきます。
コメディ要素が強いですが、学生さんの甘酸っぱい恋愛を見守るようなラブストーリー要素もしっかりあります。
最初の方にすれ違いラブコメと記載したのですが、よくある「両想いなのに片想いだと思ってる」とか「お互いを大事にし過ぎて誤解される」といった勘違いでのすれ違いではなく、本当に『出会わない』すれ違いなのがめっちゃ面白いです。
最近の物なら「SNSで仲良くなった人が実は苦手なクラスメイトだった」的なものもありますが、チコと亨の二人はなかなか出会わない……!!
もちろん勘違いもあるにはあるのですが、お互いが面と向かって会うまでがめちゃくちゃ長くてヤキモキさせられました。
まぁヤキモキしてもコメディ要素に押し流されて、全く気にならないんですけどね(笑)
個人的に書籍版のカバー裏に「キャラ達が現代にいたら…」と制服姿のチコ達が書かれているのが大好きです。
しかし、残念ながら早い段階で絶版になってしまったため書籍版は中古でないと手に入らないようです。
電子版ってカバー裏とかも収録されているのでしょうか……?
本当に面白いので、ぜひ一度読んで欲しい作品です♪
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